長久手市でステンドグラスや照明器具などを作っている可児ガラス工房さんの取材をしてきました。(取材日:2020年2月5日)
ガラス工房という看板を見て、何をやっているところなんだろうと以前から気になっていた可児ガラス工房さんに行って、お話を聞いてきました。
Q1:こちらではどういったことをされているんですか?
ステンドグラスをはじめとしたガラス製品の製作と教室を開いています。
Q2:オープンしてどれくらいになるんですか?
元々牧野が池公園の近くでガラス工芸の仕事をしていたんですが、20年ほど前に可児市が「わくわく体験館」という公共の施設をオープンすることになり、その施設内でガラス工芸の体験教室を開いてもらえないかと依頼を受けたのがきっかけです。それを機に法人化して可児ガラス工房を作り、同時に長久手市に工房と教室を兼ねた事務所をオープンしました。現在も長久手市でもわくわく体験館でも講座を開いています。
Q3:長久手での教室の内容を教えてもらえますか?
ステンドグラス教室を開いています。毎週水曜日と土曜日に開いていて、月2回コースから月4回コースまであります。月2回コースの月謝は4,000円で、公共施設の「わくわく体験館」に合わせているので、全国的に見ても非常に安い料金だと思います。この他に入会金として5,000円と初回に工具・材料代として11,700円かかります。
Q4:振り替えはできるんですか?
当教室では、事前に来る日を決める必要がなく、教室が空いている水曜日と土曜日の都合の良い日に(月2回コースなら1ヶ月に2回分を選んで)来ていただければ良いというかたちにしています。生徒さんの都合に合わせて受けられるので、とても通いやすいと思いますよ。
Q5:体験教室はありますか?
はい。ステンドグラス(鏡・お休みランプ)は2時間で2,800円、とんぼ玉は30分コースが1,700円、90分コースが2,700円でご用意しています。
Q6:教室の他にはどんなことをされていますか?
ガラス製品の製作を行っています。ステンドグラスの製作がメインですが、ティファニー風ランプのようなガラスを使った照明器具も作っていますし、グラスや風鈴のような小物も作っています。
Q7:お店やネット通販など製品を買える場所はありますか?
一点ずつ手作りで行っていますので、基本的にオーダーメイドで製作しています。何か気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。
Q8:ステンドグラスについてもう少し詳しく教えてもらえますか?
ステンドグラス製作の簡単な流れは、1)デザインを起こす 2)型紙を作る 3)型紙に合わせてガラスを切る 4)銅や鉛などで枠を作り、そこに切ったガラスをはめ込む という感じです。当工房では、デザインを起こすところからすべてこちらでやっていますので、お気軽にお問い合わせください。例えば下の写真のようなステンドグラスなら3万円程でできますので、玄関ドアの明かりとりなどにいいと思います。
Q9:長久手市内でイベントなどはありますか?
イベントはないですが、市内の各中学校の職業体験には来てもらっています。また、長久手南中の30周年の時には全校生徒と一緒に大きなステンドグラス製作をしました。いろいろな部活動の様子をステンドグラスにしたものです。生徒さんも一生懸命やってくれていいものができたと思いますので、南中に行く機会があったらぜひ観てください。
Q10:講習の様子を見せてもらえますか?
ということで、教室の様子を見せてもらいました。生徒さんにも許可をいただいて手元だけ写真を撮らせてもらっています。この日は3人の生徒さんがみえていました。
一人目の方は、ガラステーブルを作っていました。と言っても今日は紙にデザインを書く段階でした。
下の写真にあるスタンドの上にガラスをはめ込むそうです。ステンドグラスは重さで垂れてくることもあるそうで、普通のガラスでステンドグラスを上下から挟み込む形にすることで、ガラステーブルの上に物を置いても大丈夫になるとのことです。
二人目の方は、ティファニー風ランプを作っていました。下の写真にあるガラスを使ってステンドグラスを作るそうです。
下の写真の左に写っている傘にカットしたガラスを貼り付けていきます。
型紙に合わせて、ドリルのような機械でガラスをカットしていきます。
3人目の方もティファニー風ランプを作っていました。こちらの方は仕上げ段階に近く、傘に貼り付けたガラスをハンダで接着しているようです。
上の写真の右側の方が講師の中島さんです。生徒さんにお話を伺いましたが、センスもよくとてもいい先生とのことでしたよ。
今日いらしていた生徒さんは皆さん、15年とか20年近く通われていて、今までにいくつもステンドグラスの製作をしているとのことでした。それだけステンドグラス製作にもこの教室にも魅力があるんでしょうね。
可児ガラス工房の社長さんは、常に何か面白いことを考えていて、お客さん・生徒さんにもどうしたら喜んでもらえるかを考えている人でした。講師の中島さんは、生徒さんからすごく信頼されていて、だからこそ15年、20年と通い続ける人がいるんだなと納得するような人でした。可児ガラス工房さん、長久手にある素敵な工房ですね。
サイトからのお願い
こちらの教室は非常におすすめなんですが、実は今後の教室開催や新規の生徒さん募集については未定とのことです。なので、ご興味をお持ちの方は教室までお問い合わせください。
電話番号:0561-64-2388
担当:中島さん
火曜日と祝祭日はお休みです
営業時間や電話番号などの施設情報はこちら
可児ガラス工房|長久手市