9月28日(土)に長久手の森プロジェクトXの4回目の活動があり、モリコロパークに行って来ました。今回は、午前中に「フレンドシップ広場二世の森」と言うこのプロジェクトが管理している森に種まきをし、午後から同じ森に風除けとしての一世のどんぐり苗木を植えるというプログラムでした。
モリコロパークの前身、青少年公園の頃からの里山作りの歴史についてお話がありました。(以下その時に聞いた話をまとめて書きますが、聞き間違え等内容に誤りがあるかもしれません)
当初はかなり痩せた土地で、土砂崩れも起きやすかったそうですが、ヤシャブシという木のおかげで、基礎ができたようです。
ヤシャブシはこんな木です。
この木の素晴らしいところは、寝から出る菌が土中のリンと結びついて土への養分が行き渡るということと、役目を終えるとヤシャブシは枯れて、自らが栄養になるということです。
その後、ニセアカシアやフセアカシアなどを植え(これらもマメ科の木で根から菌を出し、栄養となるようです)、砂防堰堤を作って土砂崩れを防ぐようにし、徐々に森を形成していったようです。
木を植えるには大きく3通りあって、一つは移植といって元からある木を別の場所に植え替えること、二つ目がポット苗を作ってそれを植えることで、これのメリットとしては雑草を防げるということです。三つ目が直播と言って種から育てることで、今回はそれをやりました。
まずは、根出しと言って、水に浸したタオルと新聞紙の上にどんぐりを並べ、その上からまた濡れたタオルをかけて根を出させます。するとこんな感じで根が出て来ます。
根出ししたどんぐりをひと穴に3個入れます。ある程度育ったときに3個の中から一番強いものだけを残します。
どんぐりは必ず横向きにして置きます。芽も根と同じところから生えるので、芽は上に根は下に伸びやすくするためです。3個並べたら土をかけて終わりです。
植え終わったら、どんぐり拾いをしながら戻りました。拾ったものを水に入れて振り分けます。
虫とかにやられて中身がスカスカになってしまったものは上に浮くので、それを取り除いて下に沈んだものだけを使います。
どんぐりにかぶるくらいまで水を残して持ち帰ります。
二世の森から地球交流センターに行く途中、ススキが綺麗でした。
午後からは、風除けの苗木を植えました。ポットが埋まる深さまで穴を掘り、支柱を立てます。
そうしたら、苗木を植え、水はけのいい砂をかけます。
最後に苗木と支柱をシュロ縄で結んで終わりです。
写真真ん中あたりの茶色い紐がシュロ縄ですが、シュロ(棕櫚)の木の繊維を編んで縄状にしたもので、土に落ちたら1年くらいで土に還るそうです。ちなみにシュロの木は撞木(お寺の鐘つき棒)によく使われるそうですよ。
地球交流センターに戻って、午前中に拾っておいたどんぐりを濡れタオル・新聞の上に並べ、上からまた濡れタオルをかけて根出しをします。うまく根が出て、植えられるといいなと思ってます。
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