5月11日の土曜日に「長久手の森プロジェクトX」に参加してきました。これはNPO法人の長久手公共施設協力会さんが主催しているもので、私の理解では、自然環境や里山保全の見地から、モリコロパーク内の森に人の手を入れて保護育成していくというものです。
プロジェクトXはNHKの番組を思い出させますが、Xというのは今年で10回目という意味だそうです。
で、昨日が今年の第1回目でした。参加してみると、まず以下のものが用意されていました。
で、昨日のスケジュールがこんな感じです。
午前中は、モリコロパーク内の二世の森というところに、松の苗木を植えました。これは小動物(リスや鳥など)の餌場をつくるためだそうです。
写真ではわかりにくいと思いますが、地面に穴を掘って苗木を植え、多分の肥料の混じった土を加えて踏み固め、地面に対して45度くらいの角度に支柱を挿してその支柱に麻縄で待つを結わえつけました。
主催者の説明によると、この辺りは、恐竜時代は巨大な川の中州のようなところだったそうで、御嶽山あたりの岩石が主体となった痩せた土地だということで、名前も瀬戸砂礫層というそうです。確かに穴を掘っているとゴロゴロと石が出てきました。
支柱くらいしか見えないかもしれませんが、一列に数十メートルにわたって植えました。上の方はまた別のものを植えるそうです。
戻ってくる途中、ポピーがきれいに咲いてましたよ。
また、地球市民交流センターの天井にはツバメの巣ができていました。こちらも自然の姿をできるだけ残すというコンセプトの元、残しているそうです。
昼食は、各自弁当なり園内施設で食べるということで、私は森のカフェテリアというところでホットドッグを食べました。
カツドッグとミネストローネのセットで税込600円です。
正直いうと、これはちょっとイマイチでした。
午後は、どんぐりの森に肥料をあげました。肥料もなるべく自然に近いものをということで、油菜カスをあげました。ちょっと臭いんですが、動物にも森にもやさしい方がいいですよね。
ペットボトルで作ったスコップ状のものに赤い線まで肥料を入れて巻きます。
この区画の木は、根が1メートルほどになっているということで、その根の先に養分を与えるため、木から1メートルほどのところに肥料をやりました。わかりにくいと思いますが、下の写真の茶色いところが肥料をまいたところです。
施肥(肥料をやること)の豆知識として、お礼肥(おれいごえ)というのを教えてもらいました。これは、施肥のタイミングとして、きれいな花を見終わった後、その木にお礼をするように肥料をあげるのがいいということです。また、実際には施肥をした後、雨や水やりで成分が溶け出し、それを微生物が食べ、さらにその微生物が排泄したものが肥料になるということで、実際の効果は施肥から1ヶ月後くらいに現れるとのことです。
以上、1回目に参加したレポートでした。2回目が6月にあるので、また参加したいと思います。それにしても、我々はお膳立てしてもらったものにスポット参加するだけですが、NPOの方はこうした活動を10年も続けていて、しかも日々活動されてるわけですから頭が下がります。ありがとうございます。
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